2008年07月23日

助産師になるには

助産師になりたい場合にはどうしたら良いでしょうか。助産師になるには、主として2つのルートがあります。

一つは、高校卒業後に、看護系大学(4年)に進学して、助産師国家試験を受験・合格して助産師となるルートです。全ての看護大学において助産師国家試験の受験資格がもらえる訳ではなく、助産過程のある看護大学である必要があります。助産過程の定員は少ないことが多いので、看護大学に入学できても、助産過程に進むことは厳しいようです。

もう一つは、看護系専門学校や看護系短期大学(共に3年)を卒業後、助産師養成学校(1年)に進学・卒業し、その後、助産師国家試験に合格して助産師となるルートです。助産師養成学校は、近年徐々に減少している上に定員もあまり多くありません。入試問題においても、看護師国家試験に準じた程度かそれより少し難しいレベルであることが多いようです。

看護師がステップアップとして助産師になるケースもあります。この場合には、既に看護師資格があるので、助産師の指定学校や養成所を卒業して国家試験を受けることになります。こちらの養成機関も、専門性や実習などの内容から、いずれも募集人数少なく狭き門のようです。

どちらのルートを選んだとしても、最短で4年間はかかります。その後、助産師国家試験を受けることになります。助産師国家試験は、毎年2月下旬に行われます。試験科目は、基礎助産学・助産診断技術学・地域母子保健・助産管理の4教科です。合格率は90%を超えると言われています。受験資格を満たし、しっかりと対策しておけば充分に合格できます。
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助産師の収入について

助産師さんの収入はどのくらいでしょうか。助産師の就職先は、産婦人科や助産院がほとんどです。他には、公務員として医療機関や保健所などで仕事をする人もいます。

収入は、個々の産婦人科や助産院によって様々です。基本給の他に、出産に立ち会うと手当てが付く所が多いようです。医療系の仕事なので、一般的な職業に比べると収入的には恵まれています。助産師国家試験の受験に看護師資格が必要なことからもわかりますが、看護師よりも収入が多いことが多いです。看護師+αと考えたらいいと思います。初任給の平均は、20万〜25万円程度のようです。

少子化の影響があるとはいえ、助産師としての需要は多いので、就職に困ることはありません。結婚などでの離職後の再就職率も高いです。女性には長く続けられる仕事です。自らの出産後に、助産師を目指す人も増えているようです。

公務員として医療機関や保健所で仕事する人の場合は、地方公務員の給与に準じます。専門職なので、一般の事務職よりも給与は高いです。

産婦人科や助産院で仕事する場合、助産師の仕事は不規則なことが多いです。赤ちゃんが生まれる時間は不規則なので、いつ起きるか、どの位かかるかはわからないからです。その時々に対応しなければなりません。休日も不定期で、2回交代や3回交代勤務なことが多いです。日勤・夜勤も当然で、お産が長引いたり、重なったりすると、長時間にわたる状態が続くこともあります。体力的・精神的にキツイ仕事であることを考えると、もう少し給与が高くてもいいような気がしますね。
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助産師の仕事内容について

助産師の仕事としては、どんなことをするのでしょうか。助産師は、妊産婦の精神的・生理的・社会的な変化や諸問題に対応し、安心して妊娠・分娩することができるようにするために、保健指導を行ったり出産時の介助を行ったりする専門家です。母子の保健指導や育児相談など、妊娠から産後の育児に至るまで、母性保健全般にわたって保健指導を行います。

もう少し具体的には、例えば出産時には、母胎の医学的な観察・指導・ケアを行なう助産、新生児の観察、へその緒の切断と傷口の処置などの沐浴を行います。分娩後には、新生児のケアや保健指導、産後の女性に対しての授乳教育や育児相談などを行います。

核家族化が進み、少子化も進んでいる現代においては、助産師にも、妊娠中・子育て中の女性だけではなく、幅広い年代の女性の健康な生活をサポートすることが求められています。思春期においては健康教育や性教育を行ったり、中高年者に向けて自己健康管理指導を行ったりするようになりました。近年「父性」が注目され始めたのに伴い、父親も含めた家庭保護についても意識されるようになっています。

助産師の主な職場は、病産院や診療所です。現在の日本では施設内分娩がほとんどを占めるからです。助産師の中には、自ら助産所を開設する人もいますが少数派です。保健所・市町村保健センター・母子健康センターなどに勤務する人もいます。

助産師は、生命の誕生に深く携わる魅力的な職業です。しかし、分娩介助には強い精神力と体力が必要です。そして、何よりも助産師としての使命感が必要です。大変ですが、充実感のある仕事です。
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(社)日本助産師会の研修について

社団法人日本助産師会は、国内における助産師独自の職能団体です。女性の健康と母子保健を推進させるために、助産師の連携をとり、その水準を維持・改善・向上に関わる活動を行っています。

(社)日本助産師会では、一般の人に向けていろいろな研修を行っています。例えば、「親子ふれあい研修」があります。育児不安を持つ母親が子どもの虐待を行う事例が増えています。(社)日本助産師会では、母と子のコミュニケーションを充分に持つことが子ども虐待につながると考えており、「赤ちゃんとのたのしいふれ愛」というDVDを作成しました。そのDVDを活用するために行うのが、この研修会です。DVDの鑑賞の後には、公開シンポジウムも行っています。また、毎月第1金曜日には「楽しい子育て・孫育て講座」が開催されています。ベテラン助産師が、「お子さんやお孫さんを楽しく育てるためのコツ」について話をします。おもちゃ研究家によるおもちゃの遊び方の説明などもあります。

また、(社)日本助産師会の各支部においても、それぞれ研修を企画しています。子育ては地域に密着して行われる方がいいですし、各支部で研修が多くなされるのは好ましいことだと思います。

(社)日本助産師会は、助産師の水準を維持・改善・向上させるための団体です。もちろん、助産師のレベルアップのための研修もさかんです。研修会は、1日のものもあれば数日間にわたるものもあります。研修会に参加することで、エキスパート助産師に向けて認定単位を増やすことができます。
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助産師の男性への資格制限について

男性の助産師さんの存在をどう思いますか?アメリカ・イギリス・オーストラリアなどには男性の助産師が存在していますが、日本には現在存在していません。というのも、日本では、助産師国家試験の受験資格は女性のみになっています。職業選択の自由が憲法で制定されている日本において、女性にしか国家資格が取れないとなると「男女差別だ!」と考える人もいるかもしれません。かつて、看護婦や保健婦が看護師や保健師へと名称変更される際に、同様に助産婦から助産師と名称変更され、男性への資格取得への動きが起きたことがありました。しかし、妊婦さんの立場からみると、あまり好ましくない感情が起きることも仕方ないのかもしれません。

助産師の仕事には、分娩介助や乳房マッサージがあります。膣の中に手を入れたりと、直接女性の体に触れる仕事です。妊婦さんの中には、助産師とはいえ男性にされることを嫌がる人が多いことは想像できます。また、男性助産師がいたとしも、男性助産師を選ぶ妊婦さんがいないために仕事ができないことも考えられます。そのため、現在もまだ、男性助産師は登場していません。

最近では、少しずつですが男性看護師が増えています。男性看護師を歓迎する人もいれば、嫌悪感を抱いている人もいます。しかし、医療の現場では、患者の権利はとかく弱いものです。いくら選択できると言っても、嫌だと思っても言えない人が多いと思います。男性助産師に当たった時に「NO」と言えないようでは、妊婦さんの人権が守られているとはいえません。男性助産師に関しては、まだまだ問題が多いようですね。
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助産師養成について

助産師国家試験を受けるためには、看護師の資格を持っているか、助産師養成学校を卒業している必要があります。助産師には、医療に関する高度な知識と技術が要求されるからです。そんな、助産師養成学校など、助産師の養成施設について紹介します。

助産師の養成学校は、全国にたくさんあります。例えば、日本赤十字社医療センターによる日本赤十字助産師学校について紹介しましょう。日本赤十字社医療センターに隣接する日本赤十字看護大学の6階にあります。多くの助産師や看護師を目指す人が学ぶ恵まれた教育環境の中で、助産師の専門分野である「助産とそのケア」を中心に学びます。

カリキュラムは助産学概論・基礎助産学・助産診断技術学・助産管理・地域母子保健・赤十字概論・看護研究等から構成されています。人間の性と生殖に関する課題を中心に、カリキュラムが展開されていきます。1年の最初の内は講義中心に基礎理論を学び、その後は実技中心という感じです。そして、2月の国家試験に向けての試験対策も行います。

日本赤十字社医療センターに隣接しているだけあって、ほとんどの実習はここで行われます。都心における周産期医療の中枢的な役割を果たしており、MFICU(母体・胎児集中治療室)6床、産科100床のベッド数があります。また、新生児・未熟児センターも充実しています。都内最大級の規模である、NICU(新生児集中治療室)12床と未熟児病棟40床という施設です。平成12年には、WHO(世界保健機関)・UNICEF(国連児童基金)から「赤ちゃんに優しい病院」(Baby Friendly Hospital)の認定を受けました。このように、すぐれた施設で実習できるのは、かなり魅力的なことだと思います。

他の助産師養成学校も同じような感じだと思います。自宅に一番近い学校を選ぶのもいいですが、ここだと思う学校を選んでもいいと思いますよ。
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助産師国家試験について

助産師になるためには、助産師国家試験に合格する必要があります。では、助産師国家試験とはどのような試験なのでしょうか。助産師国家試験は、保健師助産師看護師法第18条に基づいて行われ、厚生労働省医政局が監修しています。

助産師国家試験は、毎年2月の下旬の木曜日に行われます。そして、前年の11月下旬から12月の上旬に受験の申し込みをすることになります。また、受験料は5400円です。

試験地は、全ての都道府県にあるわけではありません。北海道・青森県・宮城県・東京都・愛知県・石川県・大阪府・広島県・香川県・福岡県・沖縄県の11箇所で行われます。各自、一番都合のいい場所を選択して受験することになります。

受験資格は、看護師国家試験に合格した者の他、指定学校や指定養成所を卒業した者(卒業見込みを含む)に与えられます。看護師の人以外で助産師を目指すのであれば、指定学校か指定養成所に入学することが先になるので、注意しましょう。

助産師国家試験の試験内容には、基礎助産学・助産診断技術学・地域母子保健・助産管理です。試験は1日にわたって行われます。午前に必須問題と一般問題、午後に一般問題と状況設定問題の順に行われます。合格基準は合格発表後に掲示されますが、合計が6割以上できていない場合には不合格になります。

助産師国家試験の合格は、3月下旬です。厚生労働省及び地方厚生局において、合格者の受験地と受験番号を掲示して発表されます。国家試験に合格し、晴れて助産師になれるのです。
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助産師学校について

助産師になるためには、養成施設つまり助産師学校に入学し、助産師の国家試験受験資格を得る必要があります。助産師を目指すのであれば、まずは、助産師学校に入学しましょう。

助産師学校に入学するためには、入学試験に合格しなければなりません。助産師学校の入試問題のレベルは、看護師の国家試験と同じ位のレベルであると言われています。しかし、入試内容は細かく深い専門知識が必要な問題も多く、看護師国家試験よりレベルが高い問題も多いようです。医学や看護の専門分野の知識に加えて、公衆衛生の分野の知識も必要です。広い視野に立ち、社会に関心を持つことが大切で、総合的な学力が必要になる試験問題のようです。

入試は、筆記試験と面接試験の学校が多いです。そして、筆記試験は専門科目と一般教養科目とがあります。専門科目は、看護学が中心で、社会福祉・公衆衛生・関係法規などについての問題です。一般教養科目は学校によって異なりますが、国語・英語・数学の試験になるようです。一般教養として政治・経済などの時事問題や、保健・医療・福祉についての問題が出されることもあります。面接も学校によってことなりますが、個別面接・集団面接・集団討論などが一般的なようです。

助産師学校では、基礎助産学としてマタニティサイクルや生殖生理や新生児・乳幼児期などについて学びます。そして、助産のための診断や技術を学びます。また、地域母子保健学や助産管理学などについても学びます。もちろん、実習もあります。これらの単位を全て取得して卒業するのです。
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男性の助産師について

欧米諸国(アメリカ、イギリス、オーストラリアなど)では男性の助産師も存在しますが、日本では助産師国家試験の受験資格は女性のみとなっています。日本において、性別によって国家資格の取得が制限されることはまれで、日本看護協会は、男女雇用機会均等法の成立などの時代の流れを受けて、個人の意志や能力と関わりなく性別や障害によって受験資格が制限されることを不適切とされてきました。

2001年に保健師助産師看護師法が改正され、2002年3月より看護師、保健師と同様、性別による名称の違いを伴わない助産師へと助産婦から名称が変更された過程の中で、男性への助産師資格の開放に関して具体的な動きがありましたが、分娩などに関わる助産業務の特殊性を背景に、男性が関わることに対して「生理的な嫌悪感」や「妊産婦が助産師の性別を選択できる権利が保障されていない」などの考えが示され、名称は変更されたものの男性助産師を認めることについては時期尚早として見送られました。

防衛大学校、防衛医科大学校など社会において女子に対する門戸は次々に広がっているのに対し、助産師に限らずとも、社会において男子に対する固定観念の強制はいまだ根強く、男性差別というべき様相を呈しているとする意見もあります。狭義の助産業務についていえば対象は必ず女性であって、自然に経過する分娩に対し、介助する助産師と産婦という関係を考えたときに、産婦の側が主体となって、どんな助産師を選択できるのかという権利は常に保障されていません。出産の当事者である産婦の意思・選択を満たすことができない状況は、逆に女性差別だともいえるようです。
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助産師外来とは

「助産師外来」とは、産科医ではなく助産師が妊婦さんや産後の人の診察をする外来です。助産師は正常に経過している人なら助産院で出産させることもできる免許ですから、産科医なしの外来が可能です。助産師が妊婦健診・保健指導を行い、妊産婦と一緒にお産や育児について1人1人のよりよいマタニティライフをサポートします。また、医師との連携、協力体制のもと、双方の特色を活かした体制で、妊産婦さんに安心と満足を提供しています。

◆診療内容  
1)妊婦健診
2)妊娠・分娩・育児に関する指導や相談
  マタニティライフを快適にすごす方法
  満足のいくお産や育児のためのこころと体の準備
  食事、体重指導
  おっぱいのお手入れ
   ・妊娠中、産後の乳房マッサージ/乳頭診察
   ・乳房の手入れの指導
   ・乳頭トラブルに対する相談/ケア
   ・断乳/卒乳指導とケア
3)妊娠/産褥の保健指導など

◆助産師外来の将来性
助産師外来は、産科医が減少傾向にあることもあり、助産師の活躍の場として注目されています。しかし、現状は医師主導型の産科医療が日常的になっています。助産師が主体的に活動する助産師外来や院内助産所を推進していくためには、他職種との調整や協働、特に医師との連携が重要です。また、助産師のマンパワーの確保、質の保証等施設によってさまざまな問題も予測されます。
このような課題を解決し、助産師が主体的に継続的に妊産褥婦に関わることができれば、助産師自身がやりがいを持って仕事に就くことができますし、社会のニーズに応えることができるのではないでしょうか。
posted by 助産師の求人募集 at 13:55| Comment(0) | 資格・募集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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